循環器内科

循環器内科について

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循環器とは、心臓と血液が循環する血管などでみられる症状や病気を中心に診察、検査、治療を行う診療科になります。胸が締め付けられるように痛い、動悸・息切れ、血圧が高い、めまい、不整脈、手足にむくみがあるなどの症状がみられる方を対象としています。

診察の結果、何らかの病気が疑われる場合は、心電図、心臓超音波検査(心エコー)などの検査も行うなどして、診断をつけていきます。

上記の症状などに心当たりがあれば一度当診療科をご受診ください。

当診療科で取り扱う主な疾患

  • 虚血性心疾患
  • 不整脈
  • 心不全
  • 脳血管障害
  • 動脈疾患
  • 静脈疾患 など

虚血性心疾患

虚血とは血液の量が不足していることで、それに伴って発症する心臓の病気のことを虚血性心疾患と言います。この場合、狭心症と心筋梗塞が挙げられます。

狭心症とは、冠動脈(心臓に血液を供給する血管)での動脈硬化が促進、それによって同血管が狭窄するなどし、十分な血液が心筋に送り込めなくなる状態で、さらに運動や階段の昇り降り等をしたことによって胸痛や胸が焼けつくような症状などが5~10分程度続くなどしていきます。なお動脈硬化の原因は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病によって引き起こされることが多いです。

また心筋梗塞は、動脈硬化によって生じた冠動脈の狭窄部位にさらに血栓が詰まるなどして、完全に閉塞してしまった状態です。主な症状は、(急性心筋梗塞であれば)20分以上続くとされる強い胸痛、胸の圧迫感のほか、冷や汗、呼吸困難、吐き気などがみられます。また閉塞した状態が40分以上続くと、血流が途絶えた心筋が壊死していくようになります。急性心筋梗塞では、一刻も早く冠動脈を再開通させる必要があります。

不整脈

心臓が拍動する回数というのは1分間で約60~100回と言われています。それよりも早い(頻脈)、あるいは遅い(徐脈)、もしくは不規則な状態にあるという場合を不整脈と言います。心臓は1日約10万回拍動するので、健康であってもその間に何らかの不整脈が起きることもあります。また、ストレス、加齢、疲労、体質などによって引き起こされることもあります(これらが原因でも心房細動が起きている場合は、脳梗塞の原因になることがあるので注意)。気をつけなければならないのは、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心不全など心臓の病気による不整脈になります。

よくみられる症状は、頻脈では動悸(ドキドキする)、徐脈では易疲労性や息切れ、めまいなどで、胸がつかえる、脈が飛ぶという感覚に陥ることもあります。また自覚症状がみられないことも少なくありません。

心不全

心機能(ポンプとしての働きが弱まる等)が低下することで、全身に酸素などを含む血液を十分に送られなくなっている状態を心不全と言います。原因としては、何らかの心臓の病気を患っていることが挙げられます。具体的には、心筋梗塞、心筋症、心臓弁膜症、高血圧性心疾患などです。主な症状は、動悸・息切れ、呼吸困難、足のむくみ、全身の倦怠感、易疲労性などです。

心不全には急性と慢性があるのですが、急性心不全は急性心筋梗塞の患者様にみられることが多いです。この場合は、激しい呼吸困難に陥りやすく、座っていないと呼吸が満足にできない状態になります。

院長
内藤 方克
診療内容
内科・整形外科・リハビリテーション科・放射線科 人間ドック 【労災・各種保険取扱】
住所
〒550-0027 大阪市西区九条1丁目15番23号
アクセス
地下鉄中央線「九条駅」6番出口より徒歩3分
阪神なんば線「九条駅」1番出口より徒歩5分
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TEL
06-6581-0085
FAX
06-6581-6073
休診日 土曜日午後、日曜日、祝日
診療時間 日祝
9:00~12:30
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